風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

換気!(ウイルス対策ではなく二酸化炭素対策としての)

 

 生体内では、代謝によって常に酸性物質(アミノ酸、乳酸、ピルビン酸、ケトン体など)がつくられている。また、二酸化炭素(CO2)は揮発性の酸であるため、呼吸によっても絶えず酸がつくられている。そのため血液は酸性に傾きやすい。

 アシドーシスのうち、肺炎などの呼吸器疾患などを原因とする体内のCO2排泄不足によるものを呼吸性アシドーシス、それ以外の原因のものを代謝性アシドーシスという。(略)

 心身症の1つである過換気症候群では、CO2の過剰排泄により呼吸性アルカローシスとなる。また、塩基性薬剤(アルカリ性物質)の過剰摂取や嘔吐による胃酸(酸性物質)の喪失などによっては、代謝性アルカローシスが生じる。(川端輝江=編著「しっかり学べる!栄養学」)

 

酸素飽和度が低いというのは、酸素が十分供給されていないということだから、もちろん問題だと思う。

夏の時に、訪問入浴でお昼前に清拭をして頂いて酸素飽和度が70台に落ちたということがあった。酸素飽和度はヘモグロビンの酸素への結合率で表示されるから、鉄や銅などの栄養が足りなければ低くなるのではないかと考え、その時は、「朝が早かったので栄養不足になっていると思います、これから栄養を入れてみますから」と言って訪問入浴の方達には帰って頂いたのだった。しかしこの時は無気の肺炎になっていたからその後入院となったのだった。

 

11月に再度退院してからは酸素飽和度がほとんど常に97を保っていた。しかし何か息苦しそうに見える。そしてトラキアマスクの内側に水滴が溜まる。加湿器を使うようになってから部屋の窓の結露が凄まじいのだが、トラキアマスクの水滴も凄まじい。

 

これはやはりトラキアマスクや人工鼻によってCO2が排出しきれない状態なのではないかと考えていた。

二酸化炭素(CO2)は揮発性の酸であるため、呼吸によっても絶えず酸がつくられている」と記されている。酸素が十分体内を巡っているとするなら、CO2もつくられているということになるのではないだろうか?

 

私などの酸素飽和度はだいたい99か98で高い。体がそれで楽かというと、そうでもない気がする。酸性体質だろうと思う。だから、どちらかと言うとマスクは苦手である。

 

 

換気をすると部屋の中が凄まじく乾燥する。「換気」と「加湿」は相入れないように思われる。しかし、新鮮な空気を巡らせるということでは換気は非常に大事であるように思われる。

それで、一日一回、朝、結露を拭き取る時に窓を開けて換気するようにしている。

換気口は夕方まで開けておく。

ここで宮澤先生が言っておられるのは、「1時間に2回、5分程度の換気」というのは二酸化炭素対策で、コロナに対抗するにはそれでは足りないということのようなのだが。

 

myrtus77.hatenablog.com

コロナ騒動でマスクについても色々と取り沙汰されているのだが、私は、マスク着用の効用は先ずは自分の気道の加湿だと考えている。マスクの着用で却ってウイルスや細菌が付着して増殖するとも言われるが、それは取り扱いの問題だろうと思うし、場合によってということを考慮しない意見だと思われる。

呼吸性アシドーシスの場合はマスクの着用は苦しいものとなるだろう、と。

逆に、