● 十二月二十八日午後二時のひかりのなかに二つの林檎 今井恵子『渇水期』(2005年・砂子屋書房)
卓上に塩の壺まろく照りゐたりわが手は憩ふ塩のかたはら 葛原妙子『朱靈』
あなたの素祭の供え物は、すべて塩をもって味をつけなければならない。あなたの素祭に、あなたの神の契約の塩を欠いてはならない。すべて、あなたの供え物は、塩を添えてささげなければならない。(レビ記2:13)
すなわち銀は百タラントまで、小麦は百コルまで、ぶどう酒は百バテまで、油は百バテまで、塩は制限なく与えよ。(エズラ記7:22)
「十二月二十八日午後二時のひかりのなかに二つの林檎」
— メロメロピー (@syodainekosuke) 2017年12月30日
これは、2005年に砂子屋書房から出版された今井恵子さんの歌集『渇水期』の巻末の一首だそう。
2011年以前の私の家の食卓にも、福島からの林檎がいつもあった。冬の午後の光を受けて・・。
あかりゆれて夢みるようなりんごかな