風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

デヒドロゲナーゼ(脱水素酵素)についての覚え書き

ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドNAD)は、デヒドロゲナーゼ補酵素として、解糖系、クエン酸回路における水素受容体となる。…。ナイアシン補酵素型であるNADおよびNADPは、通常、酸化型のNAD+やNADP+として存在している。(川端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』(ナツメ社)より)

NADは、水素を受けて還元型のNADHとなる。NADが還元型となるためには、亜鉛含有酵素である脱水素酵素が働く必要があるのではないだろうか。亜鉛不足で脱水素酵素が働かなければ、ナイアシンは水素を受け取ることができず、還元型になることができない、と思う。

解糖系の無酸素状態で生じた乳酸がピルビン酸に代謝されてエネルギー生成に利用されるためには、亜鉛含有酵素である乳酸脱水素酵素が働かなければならない。ここでナイアシン補酵素として水素を受容する。筋肉痛や肩こりの原因にも、ナイアシン過多の亜鉛不足があるような気がする。


『しっかり学べる!栄養学』には、亜鉛含有酵素として「炭酸脱水素酵素が入れられているが、インターネットで「炭酸脱水素酵素を検索すると、「炭酸脱水酵素と出てくる。そして「炭酸脱水素酵素というものは無いと記されたものもある。このへんが未だ良く分かっていないところなのだが・・。