風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

願いを共有する(祈りについて)

また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうちの二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」。(マタイによる福音書18:19~20 新共同訳)

 

この部分は新改訳では、

 

もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。(マタイによる福音書18:19~20 新改訳)

 

「願い事」を「求める」ことが、「祈る」と訳されている。

また、大事なのは、「どんな事」、「どんな願い事」でも求めて良いということであり、二人、三人が心を一つにして求めるということである。

 

これこれのことを祈って欲しいと懇請されて、そんな個人的なこと(あるいは、そんなつまらないこと)を祈っていいの?と判断して祈るべきことを決定するのでなく、どんなことでも二人が、三人が共に祈る時に、神は(ここでは、イエス・キリストが)、そのところにいてくださるというのだ。

 

 

讃美歌310

1 しずけき祈りのときはいと楽し、悩みある世よりわれを呼びいだし、
  父のおおまえにすべての求めを、たずさえいたりてつぶさに告げしむ。

2 しずけき祈りのときはいと楽し、さまよい出でたるわがたまを救い、
  あやうき道よりともない帰りて、こころむるものの罠をのがれしむ。

3 しずけき祈りのときはいと楽し、そびゆるピスガの山のたかねより、
  ふるさとながめてのぼりゆく日まで、慰めを与え、喜びを満たす。