2020-05-08 コロナの時代の・・ 俳句らしきもの 本 薔薇薫るコロナの時代の物干しに 二階の物干し場から見ると、昨日は気づかなかった白い小花が咲いているように見えた。 庭に行ってみると、ノバラが開きはじめていたのだった。 香り高い。 西側の壁一面に、 様々な 薔薇が 庭の 入口近くまで 植えられている。 …、あたり一面に死体が転がっていた。大沼沢地の町々にもコレラの被害が出ているんですね、と誰かが言った。ウルビーノ博士は望遠鏡を目から離さずに言った。 「だとすると、非常に特殊なコレラでしょうね。どの死体にも、首筋のところに止めの一撃の跡が見えますからね」(ガルシア・マルケス『コレラの時代の愛』より)