この続きは、『風の匂いの中に』(↓)で書いています。
実は、この文章を目にした時からずっとモヤモヤしていた。
「細胞壁を持つバクテリアには、細胞壁が邪魔をして標的の細胞膜まで到達しにくいので、アロマオイルが効きにくい」と言っているのだから、ウイルスもエンベロープを持つものより持たないものの方にアロマオイルが効くのではないかと普通なら思うと思うのだが、持つものの方に効くというのはどうしてか?と。
それで、教会員の中に若い研究者がおられるので、聞いてみた。
薬をつくる場合、エンベロープを標的にしてつくられる場合と、核そのものを標的にしてつくる場合がある。だから、ここに記された精油には、エンベロープに作用してウイルスに影響を与える成分が含まれているということではないか、と。
シナモンではシンナミックアルデヒドがそれに当たると言えるのだろう。
植物は自らをウイルス等から守るために必要な成分を自分の中に持っているということだと思う。
シナモンでは芳香族アルデヒドが、クローブではフェノール類が、抗ウイルス、抗菌、抗真菌、抗寄生虫作用を持つようである。
それにしても、これを読んで下さっていたから、すっと話が通じて、すぐに分かりやすく説明して下さった。5分もかからなかったんじゃない?
やっぱり現役の研究者って凄い!と思った。
この方自身の能力かもしれないけど・・。若い女性の研究者。
『感染症と文明 共生への道』、読みました。
— 石川伸一 Shin-ichi ISHIKAWA (@yashoku_nikki) 2020年4月13日
ウイルス側から見たヒトへの感染戦略という視点が増え、視野が広がりました。
エピローグの、”(ウイルスとの)共生もおそらくは「心地よいとはいえない」妥協の産物として、模索されなくてはならないのかもしれない。“を今リアルに感じています。 pic.twitter.com/DnDmHNpXNi