風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

β受容体刺激によって骨格筋収縮増大、カリウムイオンの細胞内取り込み促進

何を見たものなのか思い出せないのだけど、「β受容体によって骨格筋収縮増大、骨格筋の血管拡大」、この時「K+取り込み、グリコーゲン分解促進」とメモってあった。


● カリウムの体内動態とTTKG 国府台病院 リウマチ膠原病
  β2カテコラミン
甲状腺ホルモンやβ2カテコラミンは細胞膜のNa/K ATPaseを活性化して、Kの細胞内移動を促進する。甲状腺ホルモンはNa/K ATPaseの数も上昇させる
  アルカローシス
細胞内から細胞外への[H+]の移行→[K+]が細胞内に取り込まれる。

メモっていた内容は、国府台病院の「カリウムの体内動態」について書かれた内容とも一致する。

この国府台病院のサイトを最初に見た時、夫の元々の体質はこうだったのではないかと思ったのだった。
交感神経が優位で、甲状腺機能が亢進しやすい。そのため体内はアルカリに傾いたアルカローシスであったろう、と。そうすると、カリウムイオンは細胞内に取り込まれやすいのではないか、と考えていた。
しかし、今はどうだろう?そこが分からなかった。


7月23日に「アセチルコリンとニコチン受容体と自律神経の関係」についてブログに纏めて、夫の元々の体質についてさらに解ったように思った。

元々の夫はやはり細胞内にカリウムが多い体質なのである。そして、アセチルコリンの働きが強い体質なのだ。何かの拍子にアセチルコリンが多く受容体に結合した場合、細胞内のカリウムが細胞外に流れ出し、過分極を起こすのだ。
前の入院時にオルメテックを処方された後、胸に電気が走るような症状が出たために、オルメテックより作用の弱いブロプレスに変更したのだった。この時に、若い頃同じような感覚に陥ったことがあったことを思い出したと言っていた。
これらは血中カリウム濃度を上げる薬である。カリウムが細胞内から細胞外へ出ることで、心臓の働きを抑える。つまり『しっかり学べる!栄養学』に書いているように、「急激な血中カリウム濃度の増加によって心停止に至ることもある」ということなのだ。


23日のブログで引用させて頂いたサイト『ストレスと自律神経の科学』では、アセチルコリンが骨格筋でニコチン受容体に結合した場合には、ナトリウムチャンネルが開きナトリウムイオンが細胞内に流れ込み脱分極を起こすと書かれてあった。しかし、交感神経伝達物質がβ受容体に結合するとカリウムイオンの細胞内取り込みが促進されるのである。今後、このあたりの違いを考える必要があるように思う。これらが今飲んでいる薬とどう絡みあうか?そして最終的には、そういったことを踏まえて何を食事で摂るべきかを考えなくてはならない。