以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。
ビタミンB6というのは、娘が帰ってきたらアトピーの改善に使おうと考えていた栄養素だった。ところが、B6が(アミノ酸の一種の)ヒスチジンを(痒みを伝達する)ヒスタミンに変換するという情報を目にして躊躇しているところへ、パントテン酸食材で痒みが軽減できることを知ったので、B6よりパントテン酸に注目したのだった。
けれど最近になって、ヒスタミンを分解する酵素の中に、ビタミンB6が入っていると知って、しばらく考えていた。これは、ナイアシンが補酵素としてアルコールの代謝に二段階で関わりアセトアルデヒドを無毒化するのと同じではないかと考えた。つまりB6がヒスチジンをヒスタミンに変換した段階で不足すれば、ヒスタミンが分解されず痒みを引き起こすのではないかと。
しかしそれより、「どういう栄養素と一緒にB6を摂るか」ということの方が大事であるように思う。
良くなってきた頃に娘は自分で飲むのを止めていたのだが、以前具合が悪くなった時は、Bコンプレックスの一日所用量の半量を毎日飲んでいた。それで最近になって、Bコンプレックスを飲んではどうか?と言って昼食で飲むようにしたと思ったら、飲んだ二日とも夕方に痒みが生じた。飲むのを止めた3日目、痒みは生じなかった。
しばらく前にブログで、「本物の学びは、自らの愚かさを知るところからでなければ起こり得ない」等と格好良く書いたのだが、もう学びなんてこりごりだ、充分学んだから勘弁してくれ、私は自分の愚かさは良く分かってるよ、と言いたい。こうすれば良いかと思って勧めたものが裏目に出る。「ほんとうにやってらんない」というのが本音なんだけど、そこで止めないのが私のしつこいところで、本当にしつこい。いい加減にしろよと自分で言いたいくらいだ。
ということで、ビタミンB6とアミノ酸のヒスチジン、ナイアシンの多い物を摂ると、即時型アレルギー様症状を引き起こすと考えた。
アレルギー(様)症状と言っているのは、必ずしもアレルゲンとなる物質の有無には関係ない、と考えているからである。アレルゲンの有無に関係なく、B6、ヒスチジン、ナイアシンによって体内のヒスタミン値が上がり、刺激を伝達しやすくなるのではないかということである。
ちなみに、ヒスタミンを分解するために必要な栄養素は、ビタミンB6、ビタミンC、亜鉛、銅、マグネシウムのようである。そうすると、ビタミンB6以外の栄養素が欠乏してもヒスタミンを分解できないということになる。
リジンは必須アミノ酸のひとつに数えられ、からだのタンパク質の組み立てに欠かせない重要なアミノ酸です。…。人間のからだの組織を修復したり、成長に関与し、さらに細菌やウイルスに対する抗体、ホルモン、酵素をつくるといったさまざまな機能をもっています。(『栄養成分バイブル』)
一方、ビタミンB6と亜鉛、アミノ酸のリシン(リジン)等が多い食物を摂ると、抗体を造ってアレルギー様反応を起こすのではないかと思う。
この場合も、抗体を造る栄養素が多くてアレルギー様反応を引き起こすということであって、アレルゲンとなる物質の有無には関係ない、と私は考えている。これは理解されづらいように思うが、こういった栄養素の多い食物を摂った後は組織液が増え、組織液が自らの表皮を攻撃しているように思う。これは娘が感じ取って考えたことを聞いて、私が理解した事柄だ。即時型アレルギーは自己免疫疾患とはされていないと思うが、私自身はほとんど同じように考えている。
また、アルギニン等のアミノ酸によっても免疫系が強化されると記されている。
アルギニン 脳下垂体を刺激して成長ホルモンを放出させる。…。免疫系のT細胞を増殖させ免疫系を強くする。(『心の病は食事で治す』)
脳下垂体から分泌される成長ホルモンには、からだを活性化し、免疫反応を強化する作用があるとみられています。アルギニンは成長ホルモンの合成に関与することで、人間を精神的にも肉体的にも強化するはたらきをします。(略)
成長ホルモンはアルギニンのほかに、オルニチン、トリプトファン、グリシン、チロシンなどのアミノ酸にも合成作用があり、別々にとるよりいっしょにとったほうがより効果的だとされています。(『栄養成分バイブル』)
組織液には白血球の中のリンパ球も含まれる(ウィキペディア)ということである。抗体を造るのはリンパ球の中のB細胞であるし、抗体を造らずとも、遅延型アレルギーなら、T細胞の活性によってアレルギー症状は生じる。そして遅延型アレルギーであれば、自己免疫疾患と考えられる。アトピー性皮膚炎は即時型と遅延型の両方に関連する。
こういったことから、やはり組織液の中のリンパ球が表皮の上層を攻撃していると考えられる。
組織液は表皮の下層である有棘層に流れている。その上の顆粒層から角質の前段階物質を含む(『目でみるからだのメカニズム』)と記されている。体のバリアとなっている角質層は死んだ細胞の層であるが、これが攻撃対象となるのではないか、と私は考える。
また、表皮がきちんと出来ていない場合は、そこから細菌やウイルス、微生物などが入り込み、これが、抗原となり得る。
乳幼児の食物アレルギーは、腸の働きがまだ充分でないために、タンパク質のような分子量の大きいものの消化吸収が上手くいかないために起こってくるのではないかと思う。B群のB1、B2、B6、パントテン酸、葉酸、ビオチン等は腸内細菌によっても合成されると栄養素の本には記されているが、「B6不足で乳幼児ではけいれんがおこる」と記されているのも、こういったところとも関連していると思われる。
引用書籍:生田哲=著『心の病は食事で治す』
中村丁次=監修『栄養成分バイブル』
国会前デモ:「キャンドル」で沈黙の抗議 - 毎日新聞 https://t.co/HxSyv8cIzh
— 特別な1日 (@giornata34) 2018年4月14日
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— Bloomberg (@business) 2018年4月15日
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