風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

痛風とイオウ化合物と娘の指関節の皮膚の断裂との接点

以下の内容は私の思考過程のものであり、間違いが含まれているかも知れません。

 ほかの元素と結合していないのがミネラルですが、イオウは例外です。タンパク質の成分であるシスチンというアミノ酸に含まれているからです。食べ物からとるときは魚や肉、卵、牛乳などのタンパク質の豊富な食品からとり入れています。
 イオウは体内に取りこまれてからも、タンパク質のはたらきに重要な役割を果たしています。ひと口にタンパク質といってもいろいろですが、毛髪や爪、皮膚をつくるタンパク質はたいへん丈夫なものです。イオウはこのタンパク質の成分として皮膚を強くし、髪につやを与え、健康的な爪をつくります。(中村丁次=監修『栄養成分バイブル』)

このタンパク質は大きく…、2個のフラビン分子と2個のモリブデン原子、8個の鉄原子がそれぞれの酵素ユニットに結合している。モリブデン原子は…、酵素の活性部位になっている。鉄原子は[2Fe-2S]フェレドキシン鉄・硫黄クラスターを構成しており、電子移動反応に寄与している。
キサンチンオキシダーゼの活性部位はモリブデン原子に末端酸素(オキソ基)と硫黄原子、末端ヒドロキシル基が配位したモリブドプテリンユニットで構成されている。(ウィキペディア「キサンチンオキシターゼ」より)


札幌に住んでいた頃は、サフランを植えて雌しべを収穫し、一冬に数回だけブイヤベース擬きを作っていた。娘はこれが嫌いだった。そして私は、これを食べた翌日はどうも具合が悪いと思っていたのだった。その頃は、サフランの雌しべが自分に合っていないのだろうかと思っていたのだが、最近になって、これに入れるニンニクが良くなかったということに気づいた。ニンニクにはイオウ化合物が多く含まれている。
娘は元々、エビ、イカ、タコなどが嫌いなのだが、これらにはタウリンが多い。タウリンは含硫アミノ酸システイン(シスチン)から変換されるイオウ化合物である。

食物で摂ったイオウ化合物は体内で分解されるだろう。そして他の物質とくっついて様々な働きをする。ウィキペディアから引用した上の内容を見ても、プリン体を尿酸へと変換するキサンチンオキシターゼの中にもイオウが組み込まれているのが分かる。

札幌では、塩は、鉄分を含有した赤い色の岩塩のみを使っていた。フライパンや中華鍋は鉄鍋を使用していた。
そして、朝な夕なにモリブデン含有の多い納豆を食べていた。納豆には含硫アミノ酸システインも多い。
時折、オートミール粥を作っていたが、娘はこれも嫌いだった。オートミールも含硫アミノ酸システインを多く含んでいる。
成分表を見ると、エビ、イカ、タコなどの魚介類は同じ含硫アミノ酸でもシステインよりメチオニンを多く含んでいるのが分かるが、これはシステインタウリンに変換されているためだと思われる。
おまけに、あの頃は、夫の甲状腺の病気を考えて、尿酸を結晶化させないために必須のアルカリ食品である海藻類を食べていなかった。

要するに、札幌時代は、キサンチンオキシターゼを構成するモリブデン、鉄、イオウ等を多く摂り過ぎていたということになる。だから、娘の指関節の皮膚は年中切れていたのである。

しかし、アトピーで痒みを感じることはあっただろうが、顔から組織液が吹き出るようなことはなかった。これにも、硫黄(イオウ)が関係している。そして、亜鉛、銅、ナトリウム、カリウムが。