風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

わかめのナトリウムはアルギン酸ナトリウム?

「ワカメにはナトリウムが多い」とブログに書いた後に、「アルギン酸ナトリウム 阻害」という検索で来られた方がいた。
過去記事で私は、伊藤翠=著『放射性物質から身を守る食品』(文芸社文庫)からの引用を載せたことがあったのだった。


● ストロンチウム90はアルギン酸ナトリウムによって吸収阻害され、プルトニウムは・・

この本の中には、昆布やわかめにはアルギン酸ナトリウムが含まれていると記されている。

私たちがナトリウムを摂取するときは食塩(つまり塩化ナトリウム)として摂取していると思っていたのだが、食物の中に含まれているナトリウムは塩化ナトリウムに限らず様々な形を取っているのだと思わされた。卵の白身に多いナトリウムはどういう形で存在しているのだろう?

放射性物質から身を守る食品』には、昆布やわかめに含まれているアルギン酸ナトリウムはストロンチウム90の吸収を阻害する」と書かれている。ただし、「アルギン酸ナトリウムは食物繊維の一種なので、吸収されることなく腸管において機能する。そのため、新たに入ってくるストロンチウム90に対して有効だが、すでに骨に蓄積されたストロンチウム90には効かない」とも記されている。



今が旬の鯵の南蛮漬け、わかめ添え。
わかめにはやはりナトリウムが多いせいか、酢をきかせすぎるくらいの方が美味しく感じられる。
玉ねぎや人参、揚げた鯵をつけた漬け汁に酢を足して、若布を和えた。すだちをしぼって、さらに美味しく。