風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

原点に帰るー「しかしカルシウムを投与すると、ヒスタミンレベルが下がり・・」

meromeropy77.hatenablog.com

「高ヒスタミンの患者にビタミンCとナイアシンを投与しても、効果はなかった。しかしカルシウムを投与すると、ヒスタミンレベルが下がり、症状は改善した」(生田哲=著『心の病は食事で治す』)

ここの記述を何度も見ていて、「ヒスタミン値を下げるためにはカルシウムを摂れば良い」と分かっていても、なかなかそういうふうに考えることが出来なかった。どうしてカルシウムを摂るとヒスタミン値が下がるのか解っていないのと、必要以上にカルシウムを摂ると心臓発作を起こすという刷り込みがあったからなのだ。どちらかというとカルシウム過多になっていると思っていたし・・。けれど、乳製品をしばらく止めて、乳製品以外でカルシウムを摂ることにした。

娘に蕁麻疹が出たことで、ナイアシン食材を摂りすぎていたことに思い至り、やはりパントテン酸食材で改善しようと考えた。それで、娘の蕁麻疹は早期に治まって今のところ繰り返すこともない。けれど、夫のぜん息はなかなか手強い。ぜん息というのは、アトピーと同じで即時型と遅延型の両方に関連している(これは間違っている可能性がある)ということもあると思うが、夫の場合、出張で出かけるたびにぶり返すというのがある。

先ずはパントテン酸食材で副腎皮質ホルモンを造りヒスタミンに対抗するのと、ナイアシン食材を控えること。その次に考えたのが、乳製品以外からカルシウムを摂取するということだった。
カルシウムは亜鉛の吸収も阻害する。亜鉛はアレルギー反応を暴走させると思うが、暴走したアレルギー反応を収束へと向かわせる働きもするためあまり阻害しすぎてもまずいだろうとは思うが・・。

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放射線の影響と亜鉛とアラキドン酸とロイコトリエンB4、そして植物の奇形(アレルギーの観点から)

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ヒジキや切り干し大根の煮物。青菜のお浸し。こういったものは前々から作って食べていたものである。けれど、原発事故後、放射能汚染や産地偽装の問題があって疑心暗鬼に陥ってしまって、しばらく遠のいていた。特にひじき等の海産物は困りものだ。太平洋側の日本近海の放射能汚染が凄まじいと予想されるからだ。切り干し大根も、以前は「広島産」と表示されていた同じものが、国からの「食べて応援」のための指示が出たからか「国産」の表示に変わっている。政府はまともに汚染対策もしないで、嘘と秘密で外壁を塗りたくって、オリンピックや核の輸出にうつつをぬかしているので、国民の疑心暗鬼はますます募るばかりである。


古代ブルーさんが、「コーラにはリン酸が多く含まれており、カルシウムの吸収を妨げる 多く飲む人は骨粗鬆症になる率が高い」とツイートされていたので、『栄養成分バイブル』を見てみたら、リンの過剰症に「軟組織にカルシウムが沈着する」と書いてあった。リンとカルシウムの理想バランスは1:1だが、肉食に偏った食事の場合、50:1というアンバランスになる、と記されている。

一つ、二つの栄養素ばかり見ていては駄目だとつくづく思う。

これは先日の出張時の話だが、出張先のホテルで朝食バイキングだったので、ソーセージ、豚の角煮、タンドリーチキン、オレンジ、グレープフルーツをとって、咳が酷くなったと連絡してきた。前に牛肉を食べて具合が悪くなったものだから、鳥もも肉、豚肉と考えたという。それで、青菜、ひじき、切り干し大根など、カルシウムを摂取できる定食にするように言ったのだった。
この時は、私自身もリンについては考えていなかった。この頃考えていたのは、ロイコトリエンのことだった。ロイコトリエンについてはまた後日詳しく書くつもりでいるが、これは即時型アレルギーを引き起こす化学伝達物質で、肉類に多く含まれる(脂肪酸の一種である)アラキドン酸から造られる。
肉類にはリンもアラキドン酸も多く、アレルギーを引き起こしやすいということだ。しかし、大豆もまた要注意食材ではある。大豆にはコリンが多い。これについても後日書こうと思っている。

どんなに大量に知識を持っていても役には立たないだろう。持っている知識を繋げて用いるのでなければ無駄なだけである。


「高ヒスタミンの患者にビタミンCとナイアシンを投与しても、効果はなかった。しかしカルシウムを投与すると、ヒスタミンレベルが下がり、症状は改善した」(生田哲=著『心の病は食事で治す』)

ここでは、この言葉をアレルギー疾患の観点から考えているのだが、本来この言葉は統合失調症等の精神疾患について書かれた物である。この言葉を精神疾患の観点から書いた新しい記事は以下から、
myrtus77.hatenablog.com


● 池谷先生に聞いてみた「失敗は成功のもと」の脳科学
発売即重版、その後も売れ行き絶好調の『自分では気づかない、ココロの盲点 完全版』。その著者である池谷裕二先生(東京大学大学院薬学系研究科教授)が先日、最新の研究成果を発表されました。
「失敗は成功のもと」という格言を裏づける科学的な結果が出たというのです。いったいどんな研究なのでしょうか?
(中略)
池谷 …。方向オンチの人にも場所細胞はある。知識はあっても、知識の使い方がわからないという状況である可能性があります。まさに、こうした問いを今後解いてゆきたいです。(抜粋引用)