風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

母の吾(われ)との時間ーとらえなおして、何度でも捉え直して・・

記憶の中から欠片を一つ取り出して角度を変えて見てみると、その欠片がきらきら輝いて見え始める場合がある。

(こ)は母を継ぎてゆくらし右足の痺れ増しゆく夕陽迫りて

とんとんと寝かしつくる吾を真似て背を叩き呉る幼き吾娘は
母は娘を支配するとふわが胸の底ひ覗きて恐れし日のあり

     遺影
生みし子と同じ生まれ日もつ若き介護員との最後の一葉

     昭和
働きて働きて逝きしわが母の写る写真にしばし見入りつ
背景に掘っ立て小屋の写りゐる砂利道の上(へ)の乳母車の子
子の様子見る母の顔かげなれど口元たしかに笑ひてをりぬ
手をたたきよろこぶ我が子の乳母車揺らして笑顔の母の一葉
はたらいて働き通した人生と思ひゐし母の吾との時間

     むい
悲しみを知りて生ひしか一人娘は無言のままに背中なで呉る
わが背(せな)を撫で呉るる娘のてのひらの優しく生ひぬ夕映えの中に
わが系譜継がずともよし愛し娘よ大き翼を駆りて飛びゆけ


しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、鷲のように翼をかって、のぼることができる。走ってもたゆまず、歩いても弱ることはない。(イザヤ書40:31)


● 『辺見庸と佐々淳行の差』(笑)と『ボクらのアウフヘーベン(笑)』、それに0122 再稼働反対!首相官邸前抗議
こうやって才能ある人の訃報を聞くのは自分の歳も感じるだけでなく、がっかりします。仕事にしろ、生活にしろ、政治にしろ、厳しい世の中に対して、音楽・映画・文学の総動員で対抗して、なんとか精神の平衡を保っている(笑)ボクとしては、大げさに言うと少しずつ手足がもがれていくような気がします。
(中略)
金融経済の規模がこんなに大きいのはどう考えても不健全です。今の世の中の諸悪の根源はほぼ、これだと思います。コツコツと真面目に働いている人より、博打で一発当てる人の方が儲かる構造ってことですから。…。
だけど、それを何とかする特効薬は今のところ誰にもない。いきなり金融経済を潰したら、年金や保険が危うくなるだけでなく、企業の資金繰りだっておかしくなって倒産が多発する。特に収入が少ない人、新興国ほど皺寄せが大きくなる。
対策は、すこしずつ金融経済を縮小させていく(金融緩和を止める)、ジャック・アタリロバート・ライシュなど良心的な学者が主張しているように金融を規制する国際的なルールを作っていく(タックス・ヘブンや多国籍企業への徴税ルールなど萌芽は出てきていますスタバやアマゾン…多国籍企業の過度な節税に国際ルール:朝日新聞デジタル)しかない。
あと、もう一つは我々一人一人があまりにもカネ優先の価値観を止めること。ボクも含めて誰だってお金は欲しいですけど、それをあまりにも優先させると自分のクビが絞まるんだよなあ。難しいもんです。
(中略)
と、言うことで、今週も原発再稼働反対の官邸前抗議へ。
今日の参加者は主催者発表で1000人。29日に高浜3号機が再稼働するって言うんでしょ。バカも休み休み言えって。いくら権力がごり押ししても、採算は合わない、リスクはでかい、なんてものは長期的に考えれば続けられるわけがありません。(抜粋引用)

今週は週の初めから昼となく夜となく大風が吹き荒れて天候が悪かったせいか、5年ほど前に痛めた右足が重ったるかったので関電前に行くのは見合わせた。前のように痛みが酷くなって台所に立つこともできなくなってはデモも続けられないから。そんなことで週1回の関電前抗議、今年も早々と皆勤とならず。っていうか、私、関電前に行き始めてから一年経っていなかった。(ミルトス)