風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

フリーラジカルと活性酸素ーリウマチと放射能の関連を考えるための覚え書きとして

以下、溝口徹=著『「脳の栄養不足」が老化を早める!』(青春新書)より写真で抜粋掲載。(写真部分をクリックすると、文字を拡大して読むことができる)

この本の著者は分子整合医学に基づいて治療を行っている医師である。私はこの人の書いた「うつ病」に関連したものを見てみたいと思っていたのだが、地元の本屋にはなく、代わりにあったこの本をとりあえず手元に置いておこうと思って購入したのだった。けれど、私はアンチエイジングには興味がないので今まで開かなかった。

これを開いて驚いたのは、「過酸化脂質と銅、亜鉛、そして放射能汚染」を書くために調べて解ったと思ったことが書かれていたことだ。つまり、活性酸素であるスーパーオキサイドを消去するSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)を構成する栄養素が亜鉛、銅、マンガンだと解りやすく書かれていたからだ。
さらに驚いたのは、「SODは活性中心に銅を含んでい」て、この銅が糖化することで、逆に大量の活性酸素をつくり出すということを知ったからである。銅を含有する食物を増やそうとすると娘の顔にニキビが増えるような気がしていたのだった。そういったところからも抗酸化のためには銅よりも亜鉛を摂る方が良いように思っていたのだ。

また、「放射能汚染と活性酸素とシスチンと銅、そして亜鉛」でリンクした「東西メディカル研究所」のサイトでは「活性酸素について」のところで、活性酸素の防御システムをつくるための亜鉛や鉄などのミネラルが不可欠だと記していた。4枚目の写真に載っている表を見ると、先ず発生する活性酸素がスーパーオキサイドであり、それを消去するスカベンジャーに必要な栄養素が亜鉛、銅、マンガンということだから、活性酸素消去の大元になる栄養素が亜鉛等のミネラルだということが解る。

この本にはリウマチについての記述がないようなのだが、リウマチと放射能の関連を考える前段階の資料として重要であると思えるのでメモしておく。