風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

リウマチは放射能汚染に関係しているか?


● リンゴペクチンがセシウム排泄に役立つ
 リンゴペクチンは、最初に書いたように重金属を体外に排泄する効果があるので、からだに必要な微量金属もいっしょに排出してしまうようです。微量金属とは、「….微量であるが生体が摂取しないと障害が現れる元素.鉄,銅,亜鉛マンガン,…など」です。
 ですから、くれぐれも守っていただきたいのは、服用方法です。…、そのあと3週間続けたからといってさらにその30%排泄されるというものでもないということです。(抜粋引用)
私が体を壊したのは、娘のアトピーが判明してアトピー本を読んで恐怖に駆られ授乳期に無理な除去食をしたためだ。急激に体重が減少したために自律神経を損なった。アマニ油やオートミールに関連して私もブログに書いたが、上にリンクした記事にも書かれているように、放射能除去のために良いと言われているものが同時に必須栄養素も損なうということがあるということを頭に入れて置く必要がある。リンゴペクチン摂取は一つの方法だと思うが、それだけに頼れば別の不具合が生じる可能性がある。そして無闇に恐怖心を煽れば事態をさらに悪くするということを分かっていなければならないと思う。
 
福島にいる義母が、しばらく前にリウマチで起き上がれなかったという。初めてリウマチの診断が出た時の検査で、体内のタンパク質の量が足りていなかったと夫から間接的に聞き、もしかしてと思うところがあって、直接電話で聞くことにした。

3年ほど前に、義母が膠原病で唾液が出にくくなったというのは聞いていたのだが、ステロイド剤を服用しているというのは知らないでいた。ステロイド剤は強い薬なので、体調を見て自分で加減するように医師から言われ減らしたら、朝起きようとしても起きられなくなった、ということだった。
アトピー関連の記事で何度も書いてきたことだが、ステロイド=副腎皮質ホルモンは体内で適量つくられているが、薬を服用すると、体はステロイドを産生していると勘違いして造らなくなると言われている。体が造らなくなったところで、薬を急に止めたり減らしたりすると副腎皮質ホルモンが不足して不具合が起こる。副腎皮質ホルモンは交感神経を働かせ、血圧を上げ、筋肉を収縮させて心身を活動させるホルモンである。そのホルモンが足りなくなれば、朝起きられないということが起こっても不思議ではない。

リウマチが判明した時の検査でタンパク質量が足りなかったというのが私には引っかかった。
義母が、同居している孫娘のアトピー対策で、数年前からパパイアだかの粉末を飲んでいたことを思い出したからだ。パパイアはタンパク質分解酵素を持っている。それに加えて、義父母は肉類をほとんど食べていない。タンパク分解酵素を持つパパイアの粉末を飲み、タンパク質を合成する亜鉛を多く含有する肉類をほとんど食べなければ、体内のタンパク質量は足りなくなるのではないか、と思ったのである。

案の定、パパイアの粉末は今でも一日一包飲んでいると言う。タンパク分解酵素を持つパパイアの粉末は、腸の消化機能が整っていない幼児や、タンパク質にアレルゲンを持つアトピー性皮膚炎の人には良いのかも知れない。けれど、リウマチの人にはどうなのだろうか?と思ったのだ。

アトピー性皮膚炎について調べている中で、アトピーなど1型アレルギーとリウマチなど3型アレルギーでは二つのT細胞のはたらきが真逆であるということを知ったのだった。
「アトピーとの闘い'14ー2」
こういった事はまだ全部は解明されていないと思うのだが、真逆であるなら、同じものを食べていては一方をさらに強化してしまうということになるのではないだろうか。

もう一つ気になったのは、リウマチが放射能汚染と関係しているのではないかということだった。活性酸素放射能の関係「活性酸素と放射能とニキビ、そしておできの出来た鳥」を調べているときに、3型アレルギーのリウマチなどで、「好中球が免疫複合体を貪食する際に放出するタンパク分解酵素活性酸素が組織を傷害する」と引用して記述したのを思い出したからだ。
今回もう一度確認して、活性酸素だけでなく「タンパク分解酵素」も放出しているのだと改めて認識したのだが・・。

電話で義母と話していて、「白血球がこれだけ多いというのは病気と闘う力を体が持っているということですよって、薬剤師さんが言ってくれた」と言うのを聞いて、薬剤師さんというのはどこまで解っている人達なのだろう、あるいはどこまで解っていない人達なのだろう、と思ったのだった。もちろん人にもよると思うのだけど・・。リウマチというのは免疫の働きが暴走して自分の体を傷害する病気なのだから、むしろ白血球がこれだけ増えているということ自体が病気なのだ、と思うのだが・・。

「今まで、薬なんて飲むことなかったんだけど・・」と言う。健康だったのだ、母は。それで、「お母さん、やっぱり放射能の影響、あると思いますよ」と言った。「この辺は何とか(私は数字が頭に入らないので覚えていない。)ぐらいで低いっていうんだけど、やっぱり良くないのかなぁ」と言う。本当に切ない。

私は数字が苦手なので、統計というようなものも苦手だ。でも、このツイートを見ていて、調査をし統計をとって因果関係を証明することの重要性を納得することが出来た。けれど、これを待っていては対応が遅れるとも思う。また、人の体は一人一人で状態が違っているから、大きな人数として出てこない場合もあると思う。何でもかんでも放射能に結び付けるのはどうかと思うが、そういった目立って明らかになってこない事象にも目を向けていく必要があると思う。

この後、リウマチと活性酸素放射性物質について、もう少し調べて、また纏めたいと思う。