風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

葛原妙子54


● 読書『撤退するアメリカと『無秩序』の世紀』、『0717 再稼働反対!首相官邸前抗議』+『戦争法案強行採決に反対する国会前緊急抗議行動』(参加者5万人)
じゃあ、日本はどうすればいいのでしょうか?著者は日本が軍事力を高めてアメリカの部分的な肩代わりをすることを期待している(あくまでも部分的に)。日本にとって、どうなんでしょうか。残念、日本はアメリカより、もっとお金がありませ〜ん。(ミルトス笑)しかもこれから高齢化でもっとお金がなくなります。アメリカも日本も軍事力で問題を解決するだけのカネがない、ってことですよ。
つまり著者が言ってる、軍事力を増強してアメリカが世界の警察の役割を果たし続けるのは、日本がいくらそれに加わっても所詮はムリ筋なんです。(「アメリカが世界の警察の役割って、余計なお世話でしょ!」ミルトス)
(中略)
なになに自民党は『強行採決をしても三連休を挟めば国民は忘れるだろう』って読み、なんだって?(笑)。与党側は「3連休前に」 衆院を通過させたい? そう言われたら尚更 抗議に行かなくちゃな(笑)
ということで、官邸前+国会前へ(抜粋引用)

SPYBOY様、たびたび外野の声を入れましてすみません。(↑)

7月17日、関電前には、今日はどんな色で帰ってくるだろうと思いながら行った。でも、台風で習い事はお休みになっていたようだ。女の子の姿は見えなかった。結構まだ風が強かったので、習い事もお休みで良かったと思う。(ミルトス)

  
きりしとほろならざるわれの頭上にて何の鳥ぞも陽を暗うする『鷹の井戸』
歌集の中では、「きりしとほろ」には点が打たれてある。「きりしとほろ」とは、芥川龍之介の小説『きりしとほろ上人伝』からのものだろうか?ウィキペディアには、キリスト教の聖人伝説集『レゲンダ・アウレア』(黄金伝説)に登場する聖人クリストフォロスの生涯を翻案した小説」と記載されている。葛原妙子のお嬢さん方はカトリック信者であったから、カトリックの聖人伝説から直接発想を得たものかもしれないが・・。

この歌からは次のような詩編の御言葉が連想される。
主はその羽をもって、あなたをおおわれる。あなたはその翼の下に避け所を得る…。(詩編91:4)

「葛原妙子51」で取り上げた短歌では、妙子が神の守りや助けを拒絶していると書いたのであったが、この詩編の御言葉を頭において見る時、上記の歌からも同じような心の動きが読み取れるように思われる。「キリスト教徒でもない私の頭の上で・・」、と。つまり「余計なお世話だ」と言っているのである。
この歌の直前には次のような一首が措かれている。

あさがほの素枯ふはふはと佇立せり白朝顔の花筒生きて
また同じ第八歌集の前の方には次のような歌も入れられている。

草刈らぬ庭に埋もれていめのごと螢のごとく咲けるあぢさゐ『鷹の井戸』
また、この『鷹の井戸』には「葛原妙子51」でも載せた「いまここにこころあらざる吾がためしどろの蔓を刈りゆく少年」の歌も入っている。
つまりこれらの短歌は、庭仕事をする中で生まれてきたものだといえる。庭の手入れが思うにまかせない年齢となって、助けが必要なのだが、神の助けだけは拒もうとする、そういった心情が表されている。

同じような内容の歌であるが、第一歌集『橙黄』の次の短歌からは素直な心情が伝わって来るようだ。
祈り知らぬわれの頭上に夜々青き星置く空の近づき止まず『橙黄』


以下はツイートから