上記リンクサイトには以上のように書かれているが、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』ではチェルノブイリ原発事故時に放射性物質を減らす調理法として茹でこぼすことが紹介されたと記されていた。私はここで、上記に抜粋したようにただ水で茹でこぼしたり浸したりするのでなく天然塩を活用すればどうだろうか、と考える。
● カリウムとセシウム−放射線対策で語られない関係−
放射線が怖くて野菜をゆでこぼしたり肉を水に浸したり人がいるかもしれませんが,基本的に除去しているのはカリウムです.外出を避けている人がいるかもしれませんが,運動をしないと発汗によるカリウムの循環を遅らせます.どのような摂取形態が総被曝量を下げるのかはわかりません.しかし,もともとセシウムは吸収されにくい元素ですから,無闇に食事からカリウムを除いたり,循環を遅らせないほうがよいというのが私の考えです.(抜粋引用)
以前にもブログに書いたが、セシウムはカリウムと挙動が似ているという。それならば、セシウムはカリウムと同じようにナトリウムによって細胞外へと引き出されるのではないか、と。『栄養成分バイブル』には、カリウムは「食塩の摂取量が多いとナトリウムとともに排泄されます」と記されている。
また例えば、カリウムの多いきゅうり等を食品成分表で見てみると、生と塩漬けではナトリウム値は大きく上がるが、カリウムの含有値も僅かだが上がっている。白菜も茹でた場合は減るが、塩漬けの場合はカリウムの含有が僅かに増えている。物によるようで、塩押し大根漬では減るようだが・・。
セシウムの吸収を抑制するために予めカリウムを摂っておくというのであれば、茹でる必要のない果物で摂るようにすればどうだろうか?
私がここで書こうとしているのはストロンチウムの方である。
ナトリウムは「カリウムに拮抗して、筋肉や心筋の弛緩にはたらく」と記されているように、ナトリウムとカリウムは心筋の働きに関わっている。カルシウムもまた、「心臓の鼓動を保ち、筋肉の収縮をスムーズにする」が、この時、マグネシウムが不足していると、「細胞の中にカルシウムが流れ込みすぎて、筋肉の収縮がうまくいかず、けいれん、ふるえなどの症状が出る」という。
筋肉のけいれんが血管壁でおこると、狭心症や心筋梗塞につながりかねません。…。マグネシウムに対するカルシウムの摂取比が高まるほど心臓発作による死亡率が高いと報告されています。…。カルシウムとマグネシウムの理想のバランスは2対1から3対1です。…。カルシウム…多くとるようにすすめられているのに対して、マグネシウムへの関心はいまひとつです。…。カルシウムが過剰になるとマグネシウムの吸収を阻害します。(以上、中村丁次=監修『栄養成分バイブル』より抜粋引用)
以前にも書いたがストロンチウムはカルシウムと挙動が似ているということだから、ストロンチウムが体内にたくさん吸収されているとしたら、マグネシウムが不足すると心臓発作を起こしやすくなるのではないかと思うのである。それでカルシウムと同時にマグネシウムも摂取する必要があると考える。
和食にはゴマ和えという料理があるが、小松菜にしても春菊にしても菜花にしても青菜にはマグネシウムに比してカルシウムが多い。青菜でなくて、キャベツや白菜でもカルシウムの方が多い。ナッツ類はカルシウムに比べてマグネシウムを多く含有するのだが、ゴマはカルシウム含有の方が高い(皮をむいたものでは逆転するが・・)。こういったことから考えて、カルシウム含有の高い青菜を和えるには胡麻(ゴマ)より胡桃(クルミ)等の方が良いのではないかと思われる。クルミのCa,Mg含有は、85mgと150mgでほぼ1:2。
ところで時折、クルミはαーリノレン酸が多い植物の中に入れられていることがあるように思うが、これは間違いではないかと思う。同じ多価不飽和脂肪酸のリノール酸が多いということではないだろうか?ゴマ油やゴマにもリノール酸が多い。
食用油の成分比較図 pic.twitter.com/N0CxpclBJt
— 自由自在 (@dnanoca) 2015, 3月 20
さて、こんなことを考えて作った料理を以下に紹介する。
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定番の大根のなますとキャベツの甘酢漬け。
この二つは茹でこぼさず、塩漬けにした後、甘酢で和えた。
塩漬けにする時は、カリウムの多い「塩分上手五島灘の塩」を使った。この塩は、カリウムとナトリウムの含有比がほぼ1対2となっている。この塩に漬けて1時間以上置いた後、水気をしぼり調味料で和える。
[化学調味料無添加の地元の調味酢にイタリア産の白ワインビネガーを合わせ、ここに天然塩を加えて和える。この時は、沖縄の「青い海」というマグネシウム含有の高い塩を少量加えた。
食べる直前にαーリノレン酸のオイルをかけても良いかも知れない。
春菊のお浸しと菜の花のクルミ和えは、先ずカリウムの多い塩で茹でこぼす。
湯が沸騰したらすぐに火を消し、さっと茹でこぼし、余熱で柔らかくするくらいの感じ。冷めたら切って、それぞれ和える。
春菊は、マグネシウムの多い塩と醤油、酢、それに最近買ってきた「生でかけて味わうごま油」で。
ゴマはカルシウムが無茶苦茶多いのだが、ゴマ油になるとそうでもなくなる。クセの強い春菊にはゴマ油が合うように思う。
菜の花は、擂ったクルミとマグネシウムの塩と醤油で和える。茹でた菜の花のCa,Mg含有は140mg,19mgなので、菜の花のクルミ和えのCa:Mg比はほぼ1:1となる。和える時にカルシウムの多い岩塩をほんの少し加えても良いかも知れない。
うちでは、菜の花はその時によって色々に味付けをする。辛子和えにすることもある。わさび醤油でも美味しいと思う。どういった味付けにするにしても、マグネシウムの多い天然塩を少量加えてはどうだろうか、心臓を守るために・・。
蒸留器の弱点は、…。
フィルター式なら、逆浸透式がよいだろう。同じく高い確率で放射性物質を除去できるが、…、水を無駄にする欠点がある。
気をつけたいのは、蒸留器や除去率が高い浄水器は微量ミネラルも除去してしまうことだ。その害を防ぐには、微量ミネラルが含まれている自然塩を料理に使って補うようにすることだ。
(『放射性物質から身を守る食品 内部被ばくの処方箋』伊藤翠=著(文芸社文庫)より抜粋引用)
菜の花を洗って器に放り込んでいたら、この子たちは水を吸ってパキパキで本当に元気そうだなと思ってついつい写真を撮りたくなってしまう。アラーキーになったつもりで作業の合間にパチパチとシャッターを押す。
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「週休4日制」という非常識経営で売上拡大 w(゚o゚)wオオー!
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— 天仙 (@tensenten) 2015, 3月 15
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