● 「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」第12話 聖墳墓教会 〜トーレス・デル・リオからビアナの町へ〜
2月は日の経つのが早い。このエッセイの締切は毎月1日なのだが、普段の調子で書いていたら、いつもより2、3日早く月が変わってしまい慌てて仕上げている次第である。…。
…。私はまだ2月29日生まれの人に会ったことはない。一度、お会いしてみたいものである。
朝の涼しさはなんとも心地よい。澄み切った朝の空気を吸いながら刈り取られた麦畑の中を歩いていく。
歩いていると、こんなところにと思うような小さな村に巡礼路でも有名な八角形の教会がある。トーレス・デル・リオの聖墳墓教会(サント・セプルクロ)である。(以下、教会建築についての興味深い内容が続きます。ちょっと推理小説を読み解いていくようです。)
(写真)丘から見下ろすトーレス・デル・リオの村 中心に灯台のように聖墳墓教会が見える。(写真はリンク先で直接ご覧ください。)
(中略)
この地域は、丘の上に集落が形成されている事が多い。わざわざ丘の上に集落を造るのは防衛のためである。イスラム勢力とキリスト教勢力との間で戦いが繰り返されたこの地域では、町の防衛が最優先であった。クラビッホの古戦場も遠くはない。
…。その後、白馬の騎士の姿をした聖ヤコブは、サンティアゴ・マタモロス(Santiago Matamoros:ムーア人殺しの聖ヤコブ)と呼ばれ、レコンキスタ(再征服運動)のシンボルとなり、スペインの守護聖人として崇められるようになった。
しかし、中世ならばともかく、今現在、聖ヤコブを「マタモロス」と呼ぶのは問題であろう。巡礼路でも、クラビッホの古戦場が名所となっているわけではない。
(中略)
町の端、私が泊まったアルベルゲの近くに遺跡のような教会があった。カルリスタ戦争(1833〜1876)で破壊されたサン・ペドロ教会の廃墟である。 戦いによって破壊された教会がそのまま残るこの地においては、廃墟はその土地の歴史を物語っている。この1月に亡くなったヴァイツゼッカー元ドイツ大統領 の「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」との言葉を思い起こす。
(写真)
正面の天蓋には穴が開き、ローマのパンテオンのようになっている。何もない空間が直接、空を切り取っている。光の移ろいを感じる。…
(抜粋引用)
コラム「僕の愛用品」の12回目は、メモ帳 RHODIA ロディア ブロックロディアNo.11 216円
これほどデジタル機器が進歩し、便利になった現代においてメモ帳はどのような役割をはたすのだろうか。メモはスマートフォンなどで記録したほうが、管理がしやすいという意見もあるだろう。紙とペンでメモをとるというアナログな作業はデジタル全盛の現代においては時代遅れのように思われる。しかし、メモに関しては手書きのほうが素早く筆記でき、機動性に富んでいると私は思う。
私はロディアのメモ帳を愛用している。ロディアはフランスの文具ブランドで1934年にフランス・リヨンでアンリとロベールの2人の兄弟によって創設された。名前はリヨンを流れるローヌ川(Rhône)に由来し、2本の木が描かれたマークは、紙の原料である木を表すとともに、アンリとロベールという2人 の兄弟の創設者の絆を象徴するものでもある。…。
フランスの小学校では、紙は80グラム/?のものを使うよう法令で定められている。厚めの良い紙を使うという文化が根づいており、小さなころから良いものに触れさせようとしているのだ。ロディア社では製紙から製品までの一貫工程を自社で行っている。ロディアは良いノートをつくるためには紙から作る必要があるというある種の必然から生まれた逸品なのである。
(中略)
ロディアのホームページには「良い仕事を成し遂げるためには、良い道具が必要不可欠」とある。「弘法筆を選ばず」ともいうが、私は弘法大師ではないので、これを使えば素晴らしいアイディアがひらめくのではないかと淡い期待を抱きながらつねにロディアを手元においている。(抜粋引用)
これは私の愛用のメモ帳。メイドイン東京浅草橋、ツバメノート株式会社。カバーは別売り。アドレス帳にしている。日々愛用していたのは、同じメーカーの付箋紙ほどの大きさのメモ帳で、買い物リストや、出先で俳句擬きが思い浮かんだとき等に使っていたのだが、今は切らしている。(ミルトス)
● 絶望と希望と願望と宿命―4年目の3.11に思うこと● 今日の『へんてこ日記』→http://d.hatena.ne.jp/hentekoh/20150311
● 判らないことは判らない:0313 再稼働反対!首相官邸前抗議!
最近は朝の光景が美しく感じられる。陽光の温かみだけでなく、力強さも感じられるからだ。暗い冬が過ぎた後、朝 目が覚めたときに外が明るくなっていると言うのは嬉しいもんです。
(中略)
ボクは、判らないことは判らない、と言いたい。…。わかったようなふりをして賛成したり、反対するのはどこかの誰かに利用されているのと同義だと思う。
かといって、今のように国民がわからないことを為政者が勝手に進めるのはおかしい。…。ボクは安易な賛成や反対で思考停止に陥りたくない。…、自分で物事を考えるようにしていたい。そうしていれば、認知症予防になるかなあ(笑)。
ということで、今週も官邸前へ
今日の昼間は暖かだったが、夜もそうだった。そろそろ、春の宵だ。
(中略)
県民世論調査 伊方再稼働に69%が反対 | 愛媛新聞ONLINE(こちらのサイトにはリンク先からお入りください。)
色んな原発があるけど伊方原発の立地だけは信じがたいと思っている。官邸前に来ていた若い子たちに教えてもらったのだが、半島の半ばにある伊方原発で事故が起きたら、周辺住民は逃げられないし、瀬戸内海は大被害になるだろう。…。伊方で事故があったら、明石の鯛もアナゴもタコも鱧も、岡山のままかりも、広島の牡蠣も、関サバも関アジも大分の城下鰈もフグも全部パーじゃん。…。少しは頭使えって。いい加減に、いい加減にしろって。
(中略)
ボクは国会議員の定数を削減するのが良いとは必ずしも思わない。だけど議員の歳費を減らすのはアリ、だと思う。例えば歳費を半分にして、議員の数を倍に増やすのはどうだろう。議員どもに費やすカネは変わらない。だけど一般の人が立候補しやすくなって、もしかしたら2世3世議員や組織&宗教候補の占める割合は減るのではないか。(抜粋引用)
13日の関電前は、人間8人といつものわんちゃん2匹。小さい方のわんちゃんは飼い主さんのショルダーバッグの中でデモに参加。(ミルトス)
文句ない週末なのにセシウムの語源は青と思い出してる いらくさ
新刊の見本が上がってきました!
『「もしも」に備える食』本体1500円+税
2月12日(木)配本予定です。
震災から間もなく4年。
もしものときに、食は大切。
なにをどう備え、
どう調理するのか…。
一家に一冊備えておきたい本です。 pic.twitter.com/O6LibSNzVd
— 清流出版株式会社 (@seiryu_pub) 2015, 2月 5