風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

アトピーとの闘い'14ー18(亜鉛とフィラグリンの関係と、保湿についての加筆)

亜鉛 フィラグリン」という検索をかけて私のブログを見に来てくださった方がいて、「フィラグリン」についての新たな情報を得ることが出来ました。ありがとう!


● フィラグリン遺伝子変異
フィラグリン遺伝子変異が、アトピー性皮膚炎の発症因子のひとつと考えられています。(抜粋引用) 

上にリンクした記事によると、フィラグリンというのは、皮膚の角質層にあってバリア機能に関わるタンパク質のようである。角質層にあるケラチンがフィラグリンによって束ねられることで皮膚のバリア機能が働く、と書かれている。このフィラグリンを形成する遺伝子に変異が起こることで、アレルギーが発症してくるということのようだ。
「アトピーとの闘い'14−17」「あとぴナビブログ」というブログの記事を引用したのだが、この中に、フィラグリンの産生を促す亜鉛インターフェロンを組み合わせたサプリメントを用いてアトピーを治療するモニターや治験を行っている、ということが書かれてあった。フィラグリンはタンパク質だということだから、タンパク質合成に働く亜鉛を用いるということは充分納得できるように思う。

アトピー性皮膚炎は遺伝子レベルでのセラミド形成不全であるということを随分以前から聞いているのだが、このフィラグリンセラミドがどういう関係にあるのかが良く解らない。

ただ、このような情報を見ても私は今の段階で、娘に、亜鉛サプリメントで摂取させようとは思わない。確かに亜鉛は角質層を含めた皮膚の表皮の形成に関わっているとは思う。けれど娘の状態を見ていると、亜鉛含有の高い食品を摂りすぎれば、亜鉛によって銅が損なわれ、明らかに表皮よりも真皮層がやられているように思われる。銅は皮膚の真皮層を形成する。しかし、その銅が亜鉛によって損なわれると、毛細血管の分布した真皮層は損なわれ、組織液や血液が洩れ出てくる。このような状態の時に亜鉛を過剰摂取するのは、私には無謀なこととしか思えないのである。やはり目の前にいる人間の、その時その時の状態を常に確認して判断する必要があると思われる。


原発事故の後、核酸「発がん物質や放射性物質から細胞を守るとともに、細胞修復にはたらく」(『栄養成分バイブル』より)と書かれているのを目にして、「核酸」のサプリメントを購入した。けれどその時、「亜鉛」が一緒に入ったサプリメントしか見つけられなかった。サプリメントは同じような働きをするものや一緒に働く栄養素を組み合わせて作られていることが多いように思う。カルシウム過多になりがちなので「マグネシウム」単独のサプリメントが欲しいと思ってもなかなか見つけられなかったり、「銅」なども赤血球を造るために鉄などと組ませていたりする。「核酸」と「亜鉛」の組み合わせも納得のいく取り合わせのようではあるが・・。
夫が長期出張に出掛け一人で家に居た時、食事もいい加減にしていたせいか膵臓のあたりが重っ苦しいので膵臓癌を疑って、夜、「核酸&亜鉛」のサプリメントを一日の目安量飲んで寝たのだった。すると翌日、鼻水が出て止まらなくなった。最初、「いよいよ鼻炎になってしまったか?」と思ったのだが、サプリメントで「亜鉛」を摂ったせいだと思いついた。翌々日は治まっていたので、やはり亜鉛サプリメントで過剰摂取したからだと結論づけた。
亜鉛という栄養素は、核酸(DNA・RNA)やタンパク質を合成し、免疫力や抗酸化力を活性化し、癌にも対抗するのではないかと思うが、摂りすぎると免疫反応を暴走させるように思う。


けれど、亜鉛もまた必要な栄養素であることは間違いのないことだと思う。
娘が生まれてアトピー性皮膚炎だと診断されてから、不安に駆られて授乳中に厳しい除去食を自分勝手にやったのだった。それであっと言う間に体重が10kg減り、授乳を止めた途端体重は元に戻ったのだが、あの頃、口内炎に酷く悩まされた。知人に口内炎にはチョコラBBが効くと教えられて、それから口内炎ビタミンB2不足で起こると考えてチョコラBBを常備しているのだが、このところ、亜鉛を控えた食事をしていると私自身が口内炎になることに気がついた。副腎皮質ホルモン剤を常用していると亜鉛が排出されてニキビが出来やすくなるというのだが、口内炎ができるのも同じように亜鉛不足が原因ではないかと思う。つまり、亜鉛が不足して抗酸化力が低下するためではないかと。

体というのは、食物によって造られているのだと実感させられている。その時その時の状態を見ながら必要なものを食物で摂っていきたいと思う。


● 赤ちゃんに毎日保湿剤 アトピー減
生後まもない赤ちゃんの皮膚に保湿剤を毎日塗ると、アトピー性皮膚炎になるリスクを30%減らすことができたとする研究成果を、国立成育医療研究センターのグループが発表しました。

この研究発表には、疑問を感じる。
先ず、使った保湿剤を「一般の薬局などで売られている保湿剤」としている点。保湿剤といっても様々なものが売られているだろう。これでは保湿剤の中の何が効果を上げたのか全く解らない。
さらには、一方のグループの赤ちゃんには保湿剤を全身に塗り、「もう一方のグループでは皮膚の乾燥している部分にのみワセリンを塗った」としている点。保湿剤の中身も明らかにしていなければ、ワセリンの特性も考慮に入れているのかどうか、これでは全く解らない。だいたい全身に塗るべきでないワセリンを部分的に塗って、全身に塗った保湿剤と比較検討すること自体おかしい。
しかも、アトピー性皮膚炎になった家族が1人以上いる、生後まもない赤ちゃん118人を無作為に半分に分けました」とあるが、ハイリスクであるというだけで、胎生期にどういう環境にさらされていたのかも解らない。個々の赤ちゃんの体そのものはそれぞれに違うだろう。そのような事柄を考慮せずに、このような実験的なことをして数値だけ出したところであまり意味がないと思える。
むしろ健康な皮膚の赤ん坊には余計なものは塗らない方が良いと思われるし、逆にアトピーの子どもであれば、こんな実験をせずとも保湿ケアをする必要があることはすでに解っている。この時に最も重要なのは「何を塗るか」である。


● 東京湾の放射能汚染深刻報道と、アナゴおいしいよという番組
 
● 最初からそう言ってただろ〜が(笑):★1003 再稼働反対!首相官邸前抗議!
アベノミクスが始まった当初から、『今 輸出は日本のGDPの2割くらいしかないのだから、残り8割の人は円安で損するに決まってる』と書いてきたが、まさにその通りになりつつある。小泉時代は円安による輸出で景気は持ち直したが、企業の海外移転が進んでいる今 同じことをやってもうまく行くわけがない。去年の夏ごろ 末端のボクのところにまで役人が『どうして企業の輸出が増えないのか』と聞きにきたけど、最初からそう言ってただろ〜が(笑)。
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ただ、この期に及んで消費税の10%への上げを止めるべきかどうかはボクには正直わからない。増税を止めることによる株・為替への影響がどの程度なのか誰も読めないからだ。消費税を上げたらどうなるかはだいたい判る(笑)。金融緩和の出口戦略も考えないまま、アベノミクスとか言って浮かれているうちに日本経済はとんでもないところへ来てしまっているのかもしれない。
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ということで今週も官邸前へ
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この3年間、ほぼ毎週来て、ほぼ毎回スピーチをしている老婦人が居る。彼女はほぼ毎週 総理大臣に説教している(笑)。今日 この人が89歳だということを始めて知った。市役所や議員事務所を回って、原発を止めてくれと言うロビー活動をやってるそうだ。びっくらこいたと言うか、まさに尊敬に値する。
●国会前。1枚目が89歳の斎藤さん(写真はリンク先でご覧下さい)(抜粋引用)