風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

桃を紅茶シロップに漬ける−放射能対策にならないかしら?



● 果物の一番甘い部分はどこなのか?

桃を紅茶シロップに漬けてみた。カルシウムの多い岩塩とマグネシウムの多い海の塩と砂糖と紅茶(そういえば、レモン果汁も入れたんだった。忘れてた、書くの)。一晩冷蔵庫で寝かして・・。
こんなふうに漬けても美味しい部分と水っぽい部分があるように思う。私は桃はお尻の方が甘くて美味しいと思うのだが・・?

どうしてこんなふうにしたかというと、奥野修司=著『放射能に抗う』(講談社文庫)「柿やお茶はタンニンを多く含むためセシウムとくっつきやすい」と書かれていたため。『放射能に抗う』に書かれているのは放射能を稲に移行させないためにどのようにしているかということなのだが、私がここで考えたのは、果物に移行した放射能を逆に果物の外に引き出せないかということだったのだが・・?


2011年6月に、私は、楽天ブログの方に以下のような記事を載せたのだった。

私の友人が、被爆しながらも生き抜いて来た人達が食べていたものをインターネットで調べたのだそうだ。
アメリカのCDCの調査によるものらしいが、その食品には、緑茶、生味噌、海草類、天然塩、玄米があげられていたようだ。「緑茶の成分がDNAを電離放射線から守るそうだ。ただし飲み過ぎは 疲れ 不眠の原因になるので注意」(友人の「白ゆり小母さんブログ」から引用させてもらった)
これらの食品を見ると、排出する力を強めるものという気がする。生味噌は、微生物が腸の働きを高めて不要なものを体外へ排出するということではないだろうか?海草類はヨードで甲状腺癌から守るということだろうが、甲状腺ホルモンを産出して新陳代謝を高める働きもする。天然塩は、陰陽説の観点から見ると極陽とされいて、体を温め代謝を促進する。
玄米は、東城百合子=著『薬草の自然療法』(池田書店)に、玄米食被爆から救われたという人の実名があげられていて、「ガンマーオリザノールという有効成分が、自律神経を自由に働かせ、よくないものは吸収させず、吐くか下痢で出す等にして防衛してくれる」と書かれている。ただ、玄米にはカリウムが多く、 腎臓機能の低下した人にはどうだろうという疑問が私の中にはあるけれど。
今、私達が求めているのは、人類の叡智を結集させて導いてくれる指導者ではないか。結集しようとする力を分断して国民をバラバラにし、孤独に陥れる政治家はいらない!
福島にいる義父母達に無農薬の鹿児島の知覧緑茶を送ろうと思う。

この時には天然塩については上記のように捉えていたのだが、栄養学の観点から次のようにも考えられると今は思っている。
ナトリウムは細胞外にあってカリウムと共に浸透圧を維持しているが、ナトリウムを多く摂ればカリウムやカルシウムは尿や汗として体外へと排出される。セシウムカリウムと、ストロンチウムはカルシウムと性質や挙動が似ていると聞くので、私は逆に、桃の中のセシウムストロンチウムがナトリウムによって排出されるのではないかと考えたのだが・・?

『栄養と料理』の2011年8月号「魚の放射能汚染は?」という特集記事が載っていた。その中に、「淡水魚は塩分が含まれない水に生息しており、水の中のカリウム放射性セシウムを体の中にとり込むと排出しづらい性質を持っています」と書かれている。ここでも塩分、つまりナトリウムが関連していると考えられる。
ただ、食品成分表を見る限り、海の魚より淡水魚の方がカリウム値が高いとは一概に言えないように思う。又、たとえばキュウリの生と塩漬けとでは塩漬けの方がカリウムが増えていたりする。この辺が、素人ではなかなか結論づけられなくて難しいところだと思うが・・。
又、この号の『栄養と料理』には放射性セシウムは内臓よりも筋肉のほうにたまりやすいことが、豊富な調査で実証されている」とも書かれている。似た性質を持つと言われているカリウムも体内では、60%が筋肉細胞に存在すると言われている。こういったことからも、放射性セシウムに汚染されたものを摂る前に汚染されていないカリウムを充分に体内に取り入れておくことが大事だとも言われたりするようだ。

以下には新しく見つけた情報サイトをリンクする。このサイトには『放射能に抗う』に書かれていることと相容れない内容も記されていたりするが・・。


● カリウムとセシウム−放射線対策で語られない関係− 

私は、魚を煮る時は酢を入れる。これは、酢が煮崩れを防ぐと共に身が固くなり過ぎるのも防いでくれると考えてのことなのだが、酢に含まれる酸が煮魚のカルシウムを溶け出させカルシウムの吸収を助けるとも聞く。煮豚を作る時にも必ず酢を加えるが、煮豚には他にも、紅茶煮やコーラなどの炭酸で煮る調理法もある。これらを科学的に理論立てて、放射能対策にも応用できないものかと考える。

こういったことをやっても私には放射能を測定することも栄養分を調べて証明することも出来ないのだが、そして、このようなことには科学的な裏付けがないと言う人達もいるだろうが、日常の生活の中でやれることをやって自分たちで身を守っていくしかないと思う。


● “フラットな時代だからこそ,時代に即した意見・知識集約の仕組みを考案すべきであろう” 『研究者のベーシック・インカム』 有田正規(コラム はみだし生命科学 No.8)科学 2011年 10月号 岩波書店