風と、光と・・・

すべての人を照らすまことの光があって、世にきた。(ヨハネによる福音書1:9)

娘と読んだ・・・

ここで急に、「死に至るまで・・」(ヨハネの黙示録)とドストエフスキーの日記と『はるかな国の兄弟』

最初の者にして、最後の者である方、一度死んだが、また生きた方が、次のように言われる。「わたしは、あなたの苦難や貧しさを知っている。(ヨハネの黙示録2:8,9 新共同訳) 食前に読まれたこのローズンゲンの御言葉を聞いて、聖書を開いて続きを確認した。…

『はるかな国の兄弟』のヨナタンとサウルの息子ヨナタン、そして米津玄師『迷える羊』から

『はるかな国の兄弟』の紹介で、「ここに登場する兄のヨナタン・レヨンイェッタをキリストをイメージして描いていると思う」と書いた。 myrtus77.hatenablog.com よけい 予型 旧約の出来事の中にイエスの出来事を予め示す型のことを言う。たとえば「アダムは…

ドゥーニャと、「愛のおのずから起るときまでは」(雅歌) - ドストエフスキー『罪と罰』18

「愛のおのずから起るときまでは、ことさらに呼び起すことも、さますこともしないように」― この言葉は雅歌の中で繰り返し語られる言葉である。 若い頃は、しつこく繰り返されているように思えたのだが、検索をかけてみると、2章7節、3章5節、8章4節の3箇所…

ペーター・ヘルトリング=作『ヒルベルという子がいた』(偕成社文庫)

以下、昔書いた子どもの本の紹介から、 ペーター・ヘルトリングの作品に「ヒルベルという子がいた」という児童書があります。ヒルベルというのはその子の本当の名前ではありません。ドイツ語で、「ヒルン」という言葉は「脳」を,「ヴィルベル」という言葉は…

ロアルド・ダール=作『ぼくのつくった魔法のくすり』(評論社)

昔書いた子どもの本の紹介から ロアルド・ダール=作『ぼくのつくった魔法のくすり』(評論社) ダールの作品には、普通ではちよっと考えられない嫌らしい大人が出てくる。このお話でも、主人公のおばあさんが意地悪で狡猾な人物として登場する。 いじわるな…

レンテンローズ、カチンと種を落としをり

レンテンローズ、カチンと種を落としをり三年先を夢想してをり 鉢植えのレンテンローズの世話をして毎年花を咲かせていた長老の具合が悪く臥せっておられるので、代わりに、株を弱らせないように花を切り落としたのだが、捨てるに忍びないので飾ることにした…

紺青(こんじょう)

● クズ新聞の朝日(笑)と読書『分断社会を終わらせる』、それに『0812再稼働反対!首相官邸前抗議』 ですが、沖縄の高江では工事を強行しようとする当局と警察が、反対派・住民の人とのにらみ合いが続いていますし、今朝は四国電力伊方原発が再稼働されまし…

「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」芳賀言太郎のエッセイ第23回

● 『日米地位協定』と『アメリカ大統領選』、 それに『安倍政権の退陣を求める国会前抗議行動』 今日は、金曜官邸前抗議の日ですが、ボクはサボることができない(笑)宴会がありました。どうしても間に合わない。だけど、その後の時間帯の高校生たちの抗議は…

五味太郎の音の絵本

● 『大統領選と世論調査』と映画『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』、それに『0506 再稼働反対!首相官邸前抗議』&『安倍政権の退陣を求める国会前抗議行動』 さて、アメリカ大統領選の共和党候補はドナルド・トランプがほぼ決まりになったみたいです…

クレッソンが

川内原発が再稼働された時、こんなプラカードを作ったのだけど、日本は既に終わっていたのかも知れないと思う。第二次安倍内閣が発足した時に。誰に指導を受けたのかは知らないが、パフォーマンスだけはうまくなって堂々と嘘をつけるようになって帰って来た…

『メダカが田んぼに帰った日』金丸弘美=著(学習研究社)

以下に、昔書いた子どもの本の紹介文から写真で掲載。 ● グリーンピースの共同創設者ムーア博士が人為的CO2地球温暖化説を全否定 「可能性が極めて高い」は科学的用語ではなく、むしろ法廷におけるような判断なのです。…。 恐らく、「可能性が極めて高い」の…

『リズム』森絵都=作(角川文庫)

昔書いた児童書の紹介文より、森絵都=作『リズム』(講談社)続けて、森絵都の『リズム』に関連して書いてみたいと思います。さゆきはごく普通の13才。さゆきの大好きないとこの真ちゃんはロックバンドで歌をうたっている。以前はドラムをたたいていた真…

絵本『どうぶつのおやこ』と『じどうしゃ』と、「いじわる魔女のさんすうえほん」シリーズ

昔書いた絵本の紹介から 子どもが言葉を話し始める前に“指さし”という行為をすると言われています。あらぬ方向を指さして「あっ!あっ!」と言うのです。この“指さし”は言葉を話し始めてからも少しずつ形を変えてしばらく続くようです。 うちの娘が言葉を少…

アストリッド・リンドグレーン=作『はるかな国の兄弟』(岩波少年文庫)

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』の中で、河合氏が、人間はいろいろに病んでいるけれど、そのいちばん根本にあるのが「人間は死ぬ」ということだ、人間だけは自分が死ぬということをすごく早くから知っていて、自分が死ぬということを、自分の人生観の中…

ロバート・フロスト=詩『星にまなぶもの』から

● “彼は現役の大統領でありながら、明らかにアメリ力の知的少数派に属している”『詩人フロストとオバマ大統領』川本皓嗣 2014年 09月号 岩波書店 〜昔書いた本の紹介文から〜 今回は、キャサリン・パターソンの本を紹介したいと思います。 パターソンは1932…

右左右左(うさうさ)脳という性格診断と聴覚人間、視覚人間

良く晴れた日曜の朝、「天気予報では途中から雨になるみたいだから、礼拝中に雨が降ってきたら、会堂の畳の部屋の窓を閉めてくれる。今、開けてるから」と夫に頼まれた。洗面所に居ると微かに雨が降っているように思えて、2階に上がって夫に、「もう雨、降っ…

シュタイナーの四つの気質

〜昔書いた本の紹介文から〜 続けて、中学2年の娘に読むことを勧めた本を紹介しましょう。 学校で、いじめの問題で話し合いがなされた時、娘は「大勢の生徒の中には、先生方にも性格が合わないと思える生徒もいると思いますが、そういう場合はどう接してい…

『マチルダは小さな大天才』ロアルド・ダール=作(評論社)

以前書いた紹介文から ロアルド・ダール=作『マチルダはちいさな大天才』(評論社) マチルダが入学した小学校の校長ミス・トランチブルについて、ダールは次のように書いています。 「大股に、腕を振り立てて」歩き、「行く手に、何人かの子どもがかたまっ…

『いちばん初めにあった海』加納朋子=作(角川文庫)

以前書いた紹介文から 加納朋子=作『いちばん初めにあった海』(角川文庫)加納朋子は1992年にデビュー作『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞した推理小説作家です。又、95年には『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞を受賞しています。この『…

梨木香歩=作『りかさん』(新潮文庫)と武田英子=著『人形たちの懸け橋ー日米親善人形たちの二十世紀』(小学館文庫)

● NHK経営委員:新聞社拳銃自殺事件を礼賛 百田氏は『永遠の0』で「天皇のために死んだのではない」と連呼していたから、同じNHK経営委員でもこの長谷川三千子氏とは考え方が真逆なんだな。それとも百田氏も「特攻隊員達は天皇のために死んでいった」と今で…

梨木香歩作品『村田エフェンディ滞土録』と、小沢一郎氏

● 1本化について それは,脱原発という,原発の今後のあり方についての考え方。これは,事故を起こした,或いは,起きた国の,日本ということで尚更ですけれども,ちょっと大袈裟に言うと,この原発を継続するかどうかということは,人類史的な問題だと,私…

『ぬまばあさんのうた』岡田淳=作(理論社)

● 全部割って清々したい寒卵「いらくさのとげはいたいよ」さんより 以下は、以前書いた紹介文。岡田淳=作『ぬまばあさんのうた』こそあどの森の物語8巻(理論社)今回は、岡田淳=作『ぬまばあさんのうた』を紹介しましょう。 ♪ぬ、ぬ、ぬ、ぬ、ぬまばあさ…

『凍りのくじら』辻村深月=作(講談社文庫)

『凍りのくじら』辻村深月=作(講談社文庫) 『ぼくにとっての「SF」は、サイエンス・フィクションではなくて、 「少し不思議な物語」のSF(すこし・ふしぎ)なのです』(藤子・F・不二雄) 『凍りのくじら』の各章には「ドラえもん」の道具の名前が付けら…

『海猫宿舎』長野まゆみ=作(光文社)

雪が降りはじめる頃になると声に出して読み聞かせたくなる児童書があります。長野まゆみ=作『海猫宿舎』《海猫宿舎》の正しい名称は「第二十一児童療養所」なのですが、誰もそんな名前では呼びません。アレルギイ症状が酷くて都会で暮らせない子ども達が海…

『ポケットのなかのプレゼント』と『100万回生きたねこ』

以前に書いた絵本の紹介から、柳澤恵美=文、久保田明子=絵『ポケットのなかのプレゼント』(ラ・テール出版局) 今回は『ポケットのなかのプレゼント』という絵本を紹介したいと思います。 ガンで余命半年の宣告を受けながら、子ども達に命の大切さを伝え…

イ サンクム=著『半分のふるさと』と武田英子=著『人形たちの懸け橋』

イ サンクム=著『半分のふるさと 私が日本にいたときのこと』(福音館書店)この本は、私たちが札幌に引っ越した頃、「皆さんで読んで欲しい」と、ある老齢の牧師からおくられた児童書だ。 「はじめに」から引用してみる。 このお話は、韓国が日本の植民地…

高楼方子=作『時計坂の家』

高楼方子=作『時計坂の家』(リブリオ出版)フー子は、従姉妹のマリカの誘いを受けて、夏休みに母方の祖父の家を訪れる。そこで、三十数年前に行方不明になった祖母スギノの真相を捜し始める。高楼方子=作『時計坂の家』ーこの物語はファンタジーであり、…

『約束の国への長い旅』篠輝久=著(リブリオ出版)と『杉原千畝物語』

篠輝久=著『約束の国への長い旅』(リブリオ出版)娘が「どうしてユダヤ人ってあんなにいじめられなきゃならなかったんだろう」とつぶやいた時から、私は何か良い本はないだろうかと探していました。そして、この本に出会いました。篠輝久=著『約束の国へ…

『アンネの伝記』から『みどりのゆび』へ

以前、こんな本の紹介文を書いた。 アンネ・フランク作『アンネの童話集』 4年生の頃,学校の図書室でアンネの伝記を読んだ娘は「どうしてユダヤ人ってあんなにいじめられなきゃならなかったんだろう」と物思いに暗く沈んでいたことがあった。子どもだって…

『漁師さんの森づくり 森は海の恋人』と、三陸の復興は新しい発想で進める!

森林に降る雨音を歌と聞く ここはペンション夏の休暇の 今泉みね子=著『みみずのカーロ』(合同出版) 畠山重篤=著『漁師さんの森づくり』(講談社) 小さい頃の娘は「○○は何のためにあるの?」と、良く尋ねる子どもだった。例えば、「ハエはなんのために…