かすかなる灰色を帶び雷鳴のなかなるキリスト先づ老いたまふ『をがたま』 朴の木も橅も虛空にそばだつを夜陰の樹間いなびかりせり 凭(よ)りかかるキリストをみき青ざめて苦しきときに樹によりたまふ この三首は「葛原妙子32」でも取り上げたのであるが、…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。