葛原妙子の歌の中には「塩」に纏わる短歌が多いように思われる。第五歌集『原牛』では塩分濃度の高い死海を詠った歌もいくつか見られる。また、第七歌集『朱靈』では「塩」と「塩湖」とその周辺を歌にしている。鬼子母のごとくやはらかき肉を食ふなれば僅か…
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